登山マップを見れば、「事故の多発箇所があるのか?」「急な登りが多いのか?」ルート自体は分かります。
登山マップを見ても分からないことは、【どんな場所なのか??】が分かりません。岩場だらけなのか、滑りやすい土なのか、草だらけで藪漕ぎをしなければいけないのか。
有名な赤岳だと、登山案内を紹介している山雑誌や本で紹介されています。
牛首山や扇山など、上級者の通過点にされるような山って写真や情報が充実していません。。。
ということで!今回登った牛首山と扇山のルートを写真付きで紹介します。
【スタート】 清里テラス リフト降り場
清里テラスのリフトを降りたらスタートです!降りてまっすぐ進みましょう。
案内板の左側を進んでいきます。
事前にトイレ行きたい方は案内板の右側を進むとキレイなトイレがあります。ここから先はトイレがないので、不安な方は行きましょう!!
さて、登山道に入りましょう。赤岳・真教寺尾根登山道はすぐ始まります。
【展望台へ向かう道】と【登山道】の2種類があって、少し分かりづらいです。
こんな電気柵があります。
電気柵を見つけられなかった人は、道標を探してみましょう。
『電気柵の左側』かつ『道標を右折』します。
【展望台へ向かう道】と【登山道】を間違えなければ、道は写真の通り分かりやすいです。最初から登りますが、ドンドン進みましょう。
【上り】賽の河原
5分くらい歩いたら【賽の河原】に到着です。
山頂に雲がかかっている山が牛首 山です。山頂は雲の中です。。。
牛首山の右側にうすら山っぽい色がみて取れます。
これ↓↓
もし快晴だったら【赤岳】の山頂が見れます。
別の方が撮った快晴だった時の写真はこちら(上から5枚目)。
▼道標
開けた【賽の河原】にはいり、少し進むと道標発見です。
「実際に歩いた時間・距離・方向」と「感覚」を持参している地図と照らし合わせると、感覚とのズレを発見するよい機会になります。
常に地図を開きながら歩くことはありません。危険箇所になればなおさら。最初ほど感覚のズレは激しく、自分がレベルアップしていると過去とのズレを発見できます。
実際と感覚とのズレを自覚しないと「まだかな、まだかな」と余計な不安を感じてカロリー消費も追加され、バテバテになりやすいので是非心にゆとりのある登山の時に実践してみてください!
【上り】賽の河原〜牛首山 山頂
賽の河原を抜けて進みましょう。
笹が増えます。踏み跡があるので、分かりやすです。上の写真で、実際のルートはこちら↓↓
このあたりで、初めて後ろから登山客のパーティを発見。装備からして、赤岳まで登りそうです。
私たちの目的は【高地順応】と【山を登る(歩く)】ことなので、ペースはゆっくり。
道の広い場所で、山側によけて追い越して頂きました。このパーティは無事目的地についたかな??
大きい石?岩?が、ゴロゴロしている箇所があります。岩登りではなく、石を避けながら土の上を歩くといった感じでしょうか。1箇所、岩の上をよじ登って前へ進みました。
電波状況
登山をしていると、電波状況も気になるところ。パーティの写真あたりで、電波があるかどうか確認をしました。位置としては「賽の河原〜次の道標」です。
電波自体はありました!
天気や場所によって、電波の状況が変わることがあるので、心配な人は、歩きながらたまに電波状況を確認してくださいね。
以下に、各キャリアの電波状況のサイトをまとめました。
※2017年09月04日確認
▼「賽の河原」の次の道標
私は道標を見つけると安心します。道を間違えていないと思うからかな?笑
ご覧の通り、笹だらけから脱出です。
笹があると何が大変かって、人が多いから藪漕ぎはなくてもトンボが多い!!!ハエよりも「トンボ」「トンボ」「トンボ」。ハエのようにトンボがいます。トンボ嫌いの人は、秋のシーズン通れないですね。
笹道とは違って花が増えてきます。小さい綺麗な花です。高山植物を全く知らないので・・・紹介されているページを見つけましたのでご参考までに。
先ほどの道標から先は、細い道や少し崩れている箇所ができてます。小学生の遠足でも使われているルートなので、技術がないと登れないという道ではありません。初めての山登りをする人でも登れます。よそ見をしていたり、雨で滑り踏み外すと、上の写真の場所では転落しますので気をつけましょう。アスファルト道と自然の中との違いです。
倒木が多くなってくる頃には、登りが急になってきています。なんだか急になってきたなと思った時には、山頂に近づいている証拠です。地図をみても、最後は等高線の間隔が短くなっています。
急な登り坂になると息が上がりやすいので、ゆっくり登りましょう!
残り5分!!いいですね〜!残り時間を書かれると、気分も上がります。
ここで下ってきた2人組のパーティと遭遇。今日キレット小屋から赤岳に登り、清里まで降りる途中だそう。すごい!!10時ごろに、ここって朝早く出た証拠です。このパーティに【扇山の木漏れ日】を薦められ目的地の候補に追加。危険箇所もないと教えてもらいました。とりあえず、このパーティ歩くの速い!!!トレランシューズで、さすがです。
頂上までのラスト踏ん張り。土・葉っぱ・気の生え具合・木漏れ日が、すでにキレイです。
先ほどのパーティに「頂上ほんとすぐそこですよ!!!」と言われていたので、歩いてみたら【本当にすぐそこ】でした!山で言われる「すぐそこ」って10分、15分くらいかかるイメージだったので、、、。5分かからずに着きました。
【上り】牛首山 山頂
はい、到着!
標高2280m、牛首山 山頂です。
ベンチが1箇所あります。
扇山までは、なだらかな道が多いので早く扇山に到着したい方は進みましょう!!
ラストの急坂で疲れた人は、このベンチでの休憩が最高です。標高がかかれた看板の左側で、快晴であれば権現岳が見れます。
展望 権現岳
登った日は雲が多く、一瞬雲がなくなった隙にパシャり。それでも、わずかに雲がかかってます。
【上り】牛首山〜扇山
少し休憩したら、身体が冷えないうちに出発します。
扇山までの道のりはキレイです。木の中を行くので展望はありませんが、「森林浴」が好きな方にはピッタリのルートです。
帰り道に牛首山であった夫婦にもオススメしました!天気がよければ赤岳を拝めるし、ルートもキレイで時間があれば、扇山まで行くことがオススメです。
【最終目的地】扇山 山頂
牛首山から15分ほど歩くと扇山に到着です。しゃべりながら歩いていたら、あっという間でした。あっという間なので、注意点は、扇山山頂の標識を見落とさないこと(笑)ベンチもありません。前だけを見て歩いていたら、きっと見落とします。
扇山は標高2356.5mです。
赤矢印が赤岳へ行くルートです。右側にひっそりとあるのです。左側に空が少し開けてくる場所があるので、そっちを見ていると見落とします。急に開けた場所があると思ったら、そこが扇山山頂です。右側の標識を探しましょう。
展望 赤岳
頂上から赤岳の方へちょっと行く(下ろうとする)と、左側の木と木の間から赤岳山頂が顔を見せてくれます。
この日は5分も経たないうちに、雲の中へ隠れてしまいました。
【下り】扇山〜牛首山
さて、清里へ帰りましょう!扇山から下りの道は、写真のような道が続きます。
【下り】牛首山 山頂
下りは、上り以上に早いです。土日だと、ここで休憩しているパーティに出会えるかも。山の中での出会いも、トレッキングの楽しみの1つです。日常から離れて、良い顔をしている人が多いですね。私もベンチに座っている夫婦と30分近くおしゃべりをしました。牛首山をゴールに下るか、扇山まで行くかで迷われていたので、体力も残っていることだし扇山をオススメしました。扇山からの展望は見れたかな?
【下り】牛首山 山頂〜賽の河原
ゴロゴロした石の間を下っていきます。
展望 街並み
下りだと脈が上がらないせいか、展望をみる余裕があって歩けるので楽しいです。景色に見とれて、足の踏み外しには注意!
さらに進みます。
写真から見える↑土の部分は歩かないので安心してください。
気をつけながら進みます。
行きに見つけた道標に到着。道の雰囲気も急な坂道から、少しずつ開けた緩やかな道へと変化していきます。
笹道に入ると、賽の河原まであと少しです。笹で分かりづらいですが、写真右側の葉っぱがある部分は斜面になっています。平らだと思って足を踏み入れないよう、人とすれ違う時には気をつけましょう。
【下り】賽の河原
賽の河原、到着!下りの写真少な・・・。
ホント、サクサク進めちゃうので写真撮り忘れてました。
賽の河原の石をベンチ代わりに、休憩。清里テラスと違って人がいないので、景色を見ながら最後の余韻に浸るスポットです。
【ゴール】 清里テラス
ゴール!!
賽の河原から下りなので5分かからずに到着です。お疲れ様でした!!