ゴレパニ(Ghorepani)から1時間弱登った丘でジョムソン(Jomson)へ向かう飛行機を眼下にアンナプルナの景色にひたった昨日。デウラリ(Deurali)からバンタンティ(Banthanti)、タダパニ(Tadapani)を通り、ひたすら下ってチュイレ(Chuile)に到着したら大雨。この大雨が、今日の大惨事を引き起こすなんて昨日は予想だにしませんでした・・・。その大惨事とは??

 

これまでの記事を読みたい方は以下からご覧ください。

 

日本を出発した1日目

タイ・バンコク経由でネパール・カトマンズへ入国した2日目

カトマンズからNaya Pul登山口到着3日目前半

車移動で疲れた身体でトレッキングを開始して宿泊地Hilleまで行った3日目後半

階段続きの1日でクタクタで到着したGhorepani4日目

アンナプルナの景色を見てからは下り続けた5日目 




【Chuile】ジュガ事件

 

ネパールのトレッキングをした事がある人なら、見出しでもうお分かりですか?

 

大惨事は、上の写真の場所で起こりました。

 

いつも通り、朝食・トレッキング準備を済ませて本日のトレッキング開始。霧雨だったのでレインウェアやザックカバーをつけて出発しました。

 

出発してすぐにパートナーがトイレに行きたいとのことで、トイレへ。ガイドに待っててもらい、歩くのが遅い私は先に歩く事にしました。

 

歩きながら後ろを振り返っても、なかなか来ないから、どうしたんだろう??と思い、来るまで待つ事に。

 

やっと来たと思ったら、開口一番「ヒルに噛まれた!」でした。

 

よくよく聞いてみると、トイレに入ってドアを閉めて用を足していると上からヒルが20匹程度天井から落ちてきたそうです。もちろんズボンもパンツも下げているからお尻丸出し!!慌ててトイレから出て、待っていたガイドにボディチェックを受けて3匹に噛まれてしまったそうです。

 

ガイドが、その時の様子を再現してくれました(笑)

 

他人だから笑えるけど、ヒルに噛まれたのが自分だったら笑えない!!

 

確かに多いんですよ、ヒル。どれくらい居るかというのをイメージ図を作ってみました。

 

下の写真で、水色の枠の中にある紫色の線がヒルとすると、これくらいの密度でヒルがいる場所があるんですよ・・・。水色の枠が石あるところすべてにあると思ってください。

 

↓↓↓

 

 

たまらないでしょ??

 

ガイドは小さな布に塩を入れて持ってました。

 

ヒル多い道って知ってたんかい!!ってツッコミたくなるけど、私が持参していた地図上で水色の線で書かれたルートはヒルが多いルートだと教えてくれました。

 

地図で確認すると、チョムロン(Chhomrong)まで水色。今日の2/3はヒル道!

 

私は、トイレ行くのを聞いて少し待っている時にヒルチェックをして首筋に1匹ヒルが付いているのを発見して退治。噛まれずに事なきを得ました。

 

ヤツらは枝から落ちてきたり、身体が葉っぱに触れたついでにくっついて来たり、止まるやいなや靴から這い上がってきます。

 

私の場合、肌にたどり着くまでにこれだけの壁があります。

 

[靴]→[レインウェア・スノーカーフ付き]→[厚手の靴下]→[コンプレッションタイツ]→[ドライレイヤーソックス]→【肌】

 

なので足の心配は、ほとんどありません。立ち止まった時にいないかを確認する程度。肌が出ている手と首はこまめにチェックしました。

 

ガイドはお腹にヒルが付いているって言って見せてくれました(笑)塩をいじめてるガイドは頼もしいです。ヒルを見て叫ぶ人でなくて良かった。

 

こうして、シヌワ(Sinuwa)に到着するまでヒルの恐怖は続くのでした。

 

晴れていればヒルの心配はありません。水たまりがある時や雨上がりの時は注意が必要です。

 

※ネパール語でヒルは”ジュガ”というそうです。

 

【Siprong】通過

 

シプロング(Siprong)までチュイレ(Chuile)からはすぐでした。

 

ヒル事件を聞いて笑いながら歩いていたからかもしれませんが(笑)

 

村に入るためには、柵をどけるか、またいで入ります。柵をどけて良いって知らないと、私は入れなかったです。。。なんか知らぬ人の家にピンポンも鳴らさずに家に上がる気分です。

 

柵はおそらく動物避け。人間はどけて入って良いのです。

 

【Soprong・Gurjung】橋

 

下には長い橋が見えてきました。橋があるということは、なが〜〜〜い下りもここで終わりのようです。

 

何時間も下ると筋トレし続けているのと同じなので筋肉痛がきています。日本でも下りに強くならなきゃな。

 

【Gurjung】おばちゃんのボディランゲージ

 

橋を渡ったら、登ります。Ulleriの登りに比べたら楽です。

 

後ろから写真左に写っているおばちゃんが身振り手振りで「後ろでヒルだって騒いでるわよ」と教えてくれました。またヒル被害が出たようです。

 

ここで暮らしているおばちゃんは長靴で歩いてました。長靴の方が丈があって、中に入るまでに時間の猶予があっていいですね!

 

【Gurjung】チャイ休憩

 

ヒルエリアは、スタスタと歩きます。ヒルが見える場所に止まったら、すぐに足元から登ってくるからです。歩き続ければ、登ってくるヒルは格段に減ります。歩き続けている間、私は一匹も登ってこれなかったようでした。

 

雨も収まって、チャイ休憩。休憩前にも服やザックにくっついていないか確認してから休憩に入ります。チェックせずに休憩すると登る時間を与えるだけですからね。

 

お菓子と飲み物でお腹を満たせたら出発です。

 

【Chhomrong】ランチタイム・ACAPオフィス・Shopping

 

チョムロン(Chhomrong)まで来ればヒルエリアは終了です。草むらやヒルが見える所で休憩しなければ噛まれる心配がありません。一安心。

 

ここでランチタイム。雨で濡れた服を着替えて、たくさん食べます。チョムロン(Chhomron)を下ったら、シヌワまで長い登り道です。本日のラスト頑張ります。

 

ランチを食べ終えて向かった先はACAPオフィス。ここでもガイドに申請をお願い。地図を見ている間に手続きが終わったようです。

 

ACAPオフィスを通過すると数分後にショッピングできるお店がありました。食べ物や飲み物自体はロッジでも買えます。ここのショッピングはネパールの薬やサンダル、お菓子や飲み物の種類も豊富です。ここのお店に何が売っているか事前に知っていればカトマンズから担いできた行動食のお菓子をもっと減らすか、ここにないお菓子を買いました。

 

下調べの大切さも身にしみ・・・。

 

お買い物は終了です。

 

【Low Sinuwa】通過

 

チョムロン(Chhomrong)の下りが終わると、登りっぱなし。見えてきた建物はシヌワ(Sinuwa)と買いてあっても今日のロッジはここではないそうです。

 

シヌワ(Sinuwa)には”Low”と”High”があります。ゴレパニ(Ghorepani)と似てますね。今いるところは”Low”の方。

 

あと少し登ります。

 

登っていると道が二つに分かれています。”旧ルート”と”新ルート”の2つです。

 

我がガイドは先にロッジへ行って部屋の確保をしてくると言って走って行ったので自分でルート選択するしかありません。

 

この時には”旧”と”新”でどちらも正しいとは知らず・・・

 

日本の山みたいに片側が切れて崖になっているのに道幅は狭くあまり整備されていない道を今回は一度も通過したことはなく、この道しかなければガイドが付いているだろうなと思い幅が広い道を選択。

 

石段もあり整備されている道が”新ルート”でした。

 

迷ったら整備されている方へ進みましょう。

 

【Sinuwa】ロッジ到着・雲海

 

ロッジ到着。今日も9時間以上かけて到着しました!移動時間は長いものの日本のトレッキングに比べて休憩時間も長くたくさん取っています。

 

 

ロッジについてから、すぐに日が暮れ始めました。日が暮れながらロッジ横は雲海に!!雲海よりも上にいて景色が綺麗です。

 

【SpO2計測】

 

今日もSpO2(動脈血酸素飽和度)を測定しました。測った場面は以下のとおりです。

 

  • 起床時
  • Gurjung手前
  • ランチタイム
  • 就寝前

 

SpO2を知りたい方は、コメントもしくはお問い合わせください!

 

現在、アンナプルナ ベースキャンプ トレッキングの詳細版を作成中です。そちらで公開予定です。

 

【明日の目的地】Deurali

 

シヌワ(Sinuwa)からアンナプルナBCへ向けた道です。行き交う人のほとんどはマチャプチャレBCかアンナプルナBCへ行った人です。バンブー(Bamboo)ドバン(Dovan)ヒマラヤ(Himalaya)を通って、デウラリ(Deurali)に泊まります。ここのデウラリ(Deurali)標高3000m以上です。標高3000m以上ですごく夜はどうなるでしょうか??

 

 

アンナプルナBCの続きはこちら

↓↓↓

 

▶︎【アンナプルナBC7日目】Sinuwaから3ヶ所通ってDeurali到着