アンナプルナ サンクチュアリィ トレッキングを終えてカトマンズ(Katmandu)まで戻ってきた12日目。

 

13日目は、ネパール文化に触れるために、カトマンズ周辺の世界遺産を巡ります。

 

これまでの記事を読みたい方は以下からご覧ください。

 

日本を出発した1日目

タイ・バンコク経由でネパール・カトマンズへ入国した2日目

カトマンズからNaya Pul登山口到着3日目前半

車移動で疲れた身体でトレッキングを開始して宿泊地Hilleまで行った3日目後半

階段続きの1日でクタクタで到着したGhorepani4日目

アンナプルナの景色を見てからは下り続けた5日目

ヒルに怯えながら歩き続けた6日目

今回のトレッキングで1番怖い思いをした7日目

念願のアンナプルナBCに到着した8日目前半

8000m級の山々と対面できた8日目後半

”超”絶景写真をみたければ9日目前半

ガイドと遊びながら下山した9日目後半

新しいルートで下山した10日目

読書とお酒を飲んでゆっくり過ごした11日目

▼トレッキングを終えてカトマンズに戻ってきた12日目




【Katmandu・世界遺産】パシュパティナート

 

久しぶりのシャワーを浴びて、フカフカのベッドで寝たせいか、のんびり朝まで寝ていました。起きて朝食を食べたら早速散歩開始です。

 

カトマンズ周辺の地図を見ると、ホテル(Summit Residency Airport Hotel)から歩いていける距離に世界遺産があります。

 

タクシーは使わずに、歩いて行きます。スリにあわないためにも鞄は持たずラフな格好で、ポケットに物を入れたらチャック。

 

日本に住むネパール人は「日本と違ってに荷物を置き忘れたら盗まれますが、気をつけていれば大丈夫ですよ。比較的治安はいいと思います。」と言われました。

 

現地で育ったネパール人ですが、あくまでもネパール人なので、、、見るからに外国人顏の私は気をつけることにしました。

 

 

 

今回向かったのは、【パシュパティナート】です。

 

パシュパティナート、バシュバテイナタ(Pashupatinath)は、カトマンズにあるシヴァ神を祭るネパール最大のヒンドゥー教寺院。

 

ヒンドゥー教ではない私は寺院の中には入れません。建物の中には入れませんが、1000ルピー(1070円程度)で敷地内に入ることができます。

 

お金を払う制度を知らなかったので、門に立っていた警官が支払場所まで案内してくれました。

 

お金を払う時に、現地の学生と名乗る人が近寄ってきます。入場チケットを買う=外国人(ネパール人は無料)なので、目的はただ一つ。案内ガイドをして得るお金です。しつこかったので、最後はシカトしました。

 

 

 

世界遺産について、下調べすることもなくマップ上の印だけでやってきたので、中に何があるかも知りません。

 

まさか、人生で初めての光景を目にするとは。。。

 

敷地を歩いていると上の写真の景色が広がっていました。川のそばに出っ張ったコンクリートがあり、その脇にには煉瓦造りの建物。

 

川の水は、トレッキング中と違って茶色く濁っています。決して澄み切った水の色ではないのに、川の中に入って遊ぶ子供や水浴びをしている人がいます。

 

ネパール人は、水の綺麗さとか気にしないのかな?と思いながら歩いていると、橋に人だかりができています。

 

人をかき分けて何があるのか見てみると、川ぞいに人がたくさん集まっています。

 

橋から見ている人はカメラを構えてシャッターをきっていたり、カップルでいちゃいちゃしていたり、親子でワイワイしています。なのに、川ぞいに集まっている女性の中には泣いている人もいます。

 

私は、パシュパティナートにある火葬場の脇を通っていたのでした。そう、川ぞいに集まっていた人は日本でいう「最期のお別れ中」、火葬準備を行っていたのでした。

 

実際にご遺体が焼かれている写真です。

 

 

焼かれる前の儀式から、火をつける瞬間、燃え上がって煙が出るところまで初めて見ました。

 

儀式の最中に、川の中でご遺体を洗ったり、お供え物を川に投げ捨てたりしていたので川自体が神聖な川であると調べなくても理解することができました。

 

現地のヒンドゥー教ネパールにとっては「決して水の色は綺麗ではないのに・・・」と思った私の感覚とは異なり、神聖な川ということで川に浸かっている人がいることもスッキリしました。

 

また、山の中で墓に出会うことがなかったです。慰霊碑があっても墓がないのです。それも、火葬して神聖な川に流す習慣を知って理解することができました。

 

パシュパティナートは、川ぞいにいる人の中には悲しみにくれている人も居れば、一段高い橋から眺めている人や火葬建物の後ろでは賑やかにしている人もいました。生と死が入り混ざっている空間で、不思議な感覚でした。

 

【ダサイン】山羊の解体

 

パシュパティナートで、生と死をまじまじと感じることができホテルに疲れて帰ってきました。少し休憩。

 

今日の街並みはいかがかな?と窓から覗くと・・・なんと目の前の家の屋上で羊が解体されてます!!!!!

 

上の写真は、羊がほとんど解体されたところです。私が見たのは頭を切り落とされた後から。毛を剃っているところから見学することができました。

 

山の中ですれ違った山羊たちが、買われた家で殺されたあとに料理されて食卓に並べられます。

 

「ダサイン」と呼ばれるネパールのお祭りです。日本でいうお正月休み・お盆休みのような感覚で、海外・遠くに住んでいる一族が家に帰り共に時を過ごします。

 

お祭り期間中に羊を1頭買ってみんなで食べる風習があり、その現場に私は居合わせたということです。

 

パシュパティナートで人間の死と出会い、ホテルの窓では羊の死と出会った、不思議な1日です。

 

【Katmandu〜Patan】タクシー移動

 

ホテルで少し休んだら、世界遺産巡りまだまだ続けます。

 

次に向かうのはパタン市にある「パタン(旧)王宮広場」へ向かいます。

 

 

タクシーで向かう途中、綺麗な高層マンションを見かけました。六本木ヒルズほどの高さはありませんが、未だに木造建築やレンガ造りの家が残るネパールでは新しい住宅です。高層マンションまであるとは、驚きでした。

 

【Patan・世界遺産】パタン王宮広場(ダルバール広場)

 

パタン王宮広場へタクシーで到着です。もちろん、ここでも外国人は入場料を取られます。

 

驚いたことに、チケットを買って敷地内に入っているのにも関わらず警官に「チケットを見せなさい」と言われました。「ちゃんと買ったよ!」と言っても「見せなさい」と言われます。大人しくチケットを見せると、何も言わずに警官は去って行きました。

 

「ネパールの観光地、疲れる」そう思っていたのですが、後から調べているとチケット売り場を通らずとも世界遺産がある建築物を見ることができる道があるそうです。

 

もっと正確に言えば、住宅地から入っていけばネパール人にとっての生活地域なのでチケットチャックはなし。お金を払いたくないが為に住宅地から入ってくる外国人もいるのでしょう。

 

この対策に、出会った警官にチケットを見せろと言われたのだと思います。ちなみに、パシュパティナートの敷地内でも警官に聞かれて見せました。見せたのに「チケットIDまで見せなさい」と言われたが、IDを見て警官が判別できるのかは不明(笑)

 

建造物は、細かい彫刻やレンガ造りが綺麗です。建築に詳しい人と一緒に来たら更に楽しめることでしょう!!ところどころ、地震の爪痕もみてとれました。

 

【Patan】歩いて移動

 

お腹が空いたので、そのまま散歩することに。下の写真は、地震で家が傾いたから木の棒で家を支えているのでしょうか??

 

 

このエリアは観光客も多すぎず、他人との距離があったので安心して歩くことができました。

 

唯一怖いのは、原付バイクが道の何処から出てくるのかが分からないことです。スルスルと、それなりのスピードで走ってきます。身体に当たったら怪我するほどのスピードです。

 

【Patan】ラビンモールで美味しいランチ

 

綺麗な内観のショッピングモール!!ラビンモール(Labin Mall)。この名前をタクシー運転手に言えば、また来ることができます。

 

外と違って、施設内ではマスクが禁止だそうで警備の人に「マスクを外してください」と言われました。

 

山小屋でもホテルでも実は不満足だったイタリアンにここでもチャレンジ(笑)

 

 

感想は・・・超美味しかった。普通に日本で食べるチェーン店のイタリアンのような味。

 

ネパールでパスタを食べたいなら、ここですね。ピザも食べて美味しかったです。

 

もっと言えば、ネパールで食事をするなら外国の料理を食べるよりカレーを食べた方が美味しいです(笑)

 

【Patan〜Katmandu】タクシー移動

 

お腹を満たしたら、次へ行きましょう。

 

次はカトマンズにあるダルバール広場へ向かいます。距離があるので、タクシーで移動しました。

 

【Katmandu・世界遺産】ダルバール広場

 

カトマンズにある世界遺産のダルバール広場。入場料、もちろん取られます。ここは他と違って見るからに軍人が居ました、銃を片手に。

 

見るところ、見るところ、建物は修繕中です。色んな国が復興するために支援していることが、建物をみるとわかります。

 

ガディバイタク

 

ここはアメリカが支援していました。もともとは外観が真っ白の綺麗な建物。ガディ バイタク(Gaddi Baithak)です。外部先リンクにあるような綺麗な建物に早く復活することを願います。

 

崩落した柱

 

崩壊した建物を見学しながら歩いていると、目の前に綺麗にそびえ立つ柱がありました。

 

柱の下を見てみると・・・。

 

 

崩れた何かが。最初は、地震で何かが壊れたのかな程度にしか思っていませんでした。隣の柱と、壊れた何かを比較すると・・・元はどんな形だったかはわかりませんが、柱の先端に付いていたのでしょう。

 

まだ修繕されずに、そのまま残っているのだと思います。

 

【Katmandu】歩いて移動

 

世界遺産のダルバール広場を見学し終えたら、食料の買い出しに行きます。昨日タメル地区を歩き発見した外国人向けのスーパーへ向かいます。

 

 

 

タメル地区まで行く通りの様子。パタン市とは異なり、道に出て歩く人・バイク・車の量が増えました。誰かとぶつからないか、盗まれないかに気をつけながら歩きます。

 

【Katmandu】食料の買い出し!!

 

やってきました。スーパー!!

 

先日買ったカップラーメンが美味しかったので、大量買い(笑)食事に困ったら、ホテルの部屋でお湯を沸かして食べます。その他にもお菓子や日用雑貨も買いました。

 

袋2つ分の物を買い込んだら、タクシーで帰宅。日の入り前でしたが、知らない道・知らない観光地を歩き周りを警戒しながら歩いたのでクタクタです。

 

ちょっと茶色混じりのシャワーを浴びて、ゆっくりホテルで休みました。

 

【明日の目的地】世界遺産ボダナート

 

明日も同じホテル(Summit Residency Airport Hotel)に宿泊します。世界遺産巡りは明日も続きます。世界遺産ボダナートを見学し、ホテル周辺を散歩しました。

 

アンナプルナBCの続きはこちら

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▶︎【アンナプルナBC14日目】世界遺産ボダナートとホテル周辺散歩